2022.09.08

vision session-5「リアルビジネスの新しい価値」 「しあわせる。富山」ビジョンセッションを開催しました。


 8月28日(日)にビジョンセッション「リアルビジネスの新しい価値」を、富山県美術館(富山市木場町)で開催しました。県内で地域の価値を高める取り組みを行うプロデューサーや商業施設のマネジャーらが、デジタル時代にリアルな場所に求められる価値と必要な要素について話し合いました。
 冒頭、登壇者らから「“モノ”の価値から“コト”の価値を求める人が増えている」「ショッピングセンター(SC)はモノを売る場や時間を過ごす場から、情報や体験の提供が必要になった」と、お客様側の価値観やSCの役割が変化しているとの認識が示されました。富山市で20年以上営業を続けるSCのマネジャーを務める登壇者は「地域に根差すことが企業理念。近隣の施設や文化を応援し、連携しながら奉仕していきたい」と地域との関わりについて話したほか、射水市新湊の内川地区でカフェや宿泊施設を運営する登壇者は「単体での商売とは考えていない。エリアの潜在的な魅力にワクワクしたのがきっかけで、最初は実験的に始めた」と語り、地域全体を見据える視座の重要性に言及しました。南砺市井波で木彫刻職人に弟子入りできる宿を運営する登壇者は「職人さんと3時間同じ空間で過ごせるところに他にはない価値がある」と述べ、リアルな体験や人との出会いが地域に人を呼び込んだ事例を紹介しました。
 「今後、どのような場所づくりを目指すか」の問いには、「お客さんが来てくれるのは店の空気、匂い、人との触れ合い、新しい発見など“肌触り”を感じたいから。店や街がメディアとなって魅力として発信していくべき」「テナントの場所を聞かれたらそこまでご案内する、近隣を清掃するなど、やさしさ日本一のSCを目指している」「まちづくりでは住民とビジョンを共有し、自分ゴトとしてコミットできる余白を残すことを意識している。興味を持った方がどんどん活動する中で多様性が生まれて面白くなっていく」といった意見を交わし、モデレーターは「地域における新しい価値を示した先にビジネスの希望がある」とまとめました。
 会場からは「SCにおける地域性や体験の価値とは?」「地域づくりのビジョンを実現するために心掛けたことは?」といった質問が寄せられ、リアルビジネスにおける“場”のあり方について考えを深めました。
 
 各セッションの模様は、9月9日(金)以降に、「しあわせる。富山」特設サイトでアーカイブ動画により配信いたします。ぜひご覧ください。
 また、10月28日~30日の3日間で開催する富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」では、この議論を踏まえてテーマを設定し、県外の事業者や専門家等にも参画いただいて議論を深め、参加した企業等の皆様の連携により、新たな取組みやプロジェクト組成につなげることとしています。

明石 博之 氏

明石 博之 氏

前田 展宏 氏

前田 展宏 氏

山川 智嗣 氏

山川 智嗣 氏

蛯谷 耕太郎 氏 【モデレーター】

蛯谷 耕太郎 氏 【モデレーター】

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