2022.02.18

新田知事のメッセージ「幸せ人口1000万 ~ウェルビーイング先進地域、富山~」 をHPに掲載しました。


幸せでありたい。これは、地域や世代を超えた人類共通の願いだと思います。特に新型コロナ感染症によって日常のあり方が問い直されるなかで、きっと多くの方が「どんな生活が幸せなのだろうか」と考えたことでしょう。

今『ウェルビーイング』と呼ばれ、世界中の注目を集めている考え方があります。日本語にすると、『自分らしく幸せに生きられること』。GDPのような客観的な経済指標から、一人ひとりの主観的な幸福指標へと、社会のものさしが変わってきているのです。富山には、豊かな自然や水、おいしい食、安全な土地という『幸せの基盤』が揃っています。当たり前すぎて忘れてしまいがちですが、これは世界中の都市や地域を見てみても、なかなか存在しない恵まれた環境です。

未来は大都市からやってくる。富山は後から追いかける。未来に対してそんなふうに思っていませんか。私はそうは思いません。むしろ富山こそ、世界中が追い求めている『幸せの先進地域』になれると信じています。

派手な商業施設や観光スポットではなく、暮らしという日常の中にある幸せの数々。市町村や県民の数だけ幸せの体験、幸せの景色があります。それらを一人ひとりが見つめ直し、価値として磨き、周りにシェアしていきましょう。そう、おすそわけです。対面でもインターネットでも、おすそわけが広がることで、富山に在る幸せをもっと実感できるようになるはずです。

そうすれば、子育て世代も、新しい事業を興す人も、Uターン組も自然と増えていくでしょう。ここにしかない美しい自然や暮らし、産業に、新たな人や価値観、技術を掛け合わせていくことで、文化も経済も元気になっていく。結果的に、富山で暮らす人ももっと誇らしく、生きやすい地域になっていく。そんな循環をつくっていきたいのです。

これはチャンスです。いつまでも「県内人口 100万人」という考え方に縛られていてはもったいない。そうではなく、幸せという大きな傘のもと「関係人口 1000万人」を目指しましょう。富山で暮らす人、仕事する人、よく訪れる人、生まれ育った人など愛着を持って関わるすべての人が、富山の仲間です。

『幸せ人口 1000万』これがビジョンです。一緒に新しい合言葉にしていきましょう。

いつまでも「富山には何もない」「富山は遅れている」なんて言わせませんよ。どこよりも一人ひとりの幸福度が高い地域になる。富山で生きる人が「ここに生まれてよかった」そう胸を張れる未来をつくる。そして富山のウェルビーイングな地域づくりが地方の手本になり、この成功体験が日本中に広がっていくことで、富山から世界が注目する新しい日本をつくっていきましょう。
 

富山県知事 新田八朗

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