SESSION 010
11/15 13:00-14:15
定員:80名富山県美術館 2階ホワイエ
「技術を残す。その先へ。」
工芸を「仕事」として未来につなぐ
「この技術を、次の世代に残したい。」そう願っても、その技術を必要とする市場がなければ、仕事として続けることはできません。ライフスタイルや消費のあり方が変わるなか、工芸に求められているのは、技術を守ることだけではなく、その技術が活きる場所をつくること。現代の暮らしに合う商品をつくる。新しい市場を開拓する。職人が誇りを持って働ける仕事にする。そして、産地に新しい人や挑戦を生み出す。技術を「文化」として残すのではなく、「仕事」として未来につなぐために、何が必要なのかを考えます。
GUEST SPEAKER

谷端 信夫
株式会社タニハタ 代表取締役
1966年生60才。株式会社タニハタ代表取締役。飛鳥時代から続く伝統木工技術「組子」の技術継承と発展に取り組み、新しいデザインや販売方法を取り入れながら、国内外の建築・インテリア分野へ市場を広げてきました。国産木材の活用、環境に配慮したものづくり、職人育成にも力を注ぎ、日本の木工文化と職人技を次世代へ伝える活動を続けています。

新山 直広
TSUGI/SOE クリエイティブディレクター
1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所を経て2015年にTSUGI LLC.を設立。地域特化型のインタウンデザイナーとして、地場産業や地域のブランディングを行っている。また産業観光イベント「RENEW」福井の物産店「SAVA!STORE」工芸宿「SUKU」の運営など、ものづくり・地域・観光といった領域を横断しながら創造的な地域づくりを行なっている。著書に、坂本大祐との共著「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)がある。

能作 千春
株式会社能作 代表取締役社長
1986年、富山県生まれ。2008年、神戸学院大学卒業。神戸市内のアパレル関連会社で通販誌の編集に携わる。2011年、家業である株式会社能作に入社。受注業務や製造部物流課長などを経験し、ものづくりの現場への理解を深める。2017年、本社工場の移転を機に産業観光部長として、工場見学や製作体験、カフェなどの産業観光事業を推進。2018年、専務取締役に就任。広報・PR活動に取り組む。2019年、結婚10周年を祝う「錫婚式」事業を立ち上げる。2023年、代表取締役社長に就任。同年、Forbes JAPAN「WOMEN AWARD 2023」企業ランキング第20位を受賞。2024年、世界初の錫ジュエリーブランド「NS by NOUSAKU」の展開を開始。著書:『つなぐ 100年企業5代目社長の葛藤と挑戦』2023幻冬舎