豊かさの定義が変わった現代、目標や価値観も変わらないと。
かつてのバブル時代のような、経済成長による物質的な幸せを実感することが難しい現代。だからこそお金に換算できない価値観の創出が求められています。「真の幸せ」はいま、『ウェルビーイング』という言葉で呼ばれてるのをご存知でしょうか。収入や健康といった外形的な価値に囚われず、自分らしく生きられる、そんな『ウェルビーイング』の向上を目指し、次世代の価値を産む人が育ち集まる富山となるため、新たな成長戦略に富山県は今後、スピード感を持って取り組んでいきます。
県では、「富山県成長戦略会議」での議論を踏まえ、2021年8月に、本県の成長戦略のビジョンとして、新田知事のメッセージとあわせて「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を打ち出しました。県民が生き生きと自分らしく暮らす、そんな富山県に魅力を感じる多くの方が富山に集い、共に発展していくことを目指します。
ウェルビーイング(well-being)とは。
経済的な豊かさに加えて、身体的、精神的、また社会的に良好な状態にあること。具体的には、収入や健康といった外形的な価値だけではなく、キャリアなど社会的な立場、また周囲の人との人間関係、地域社会とのつながりなども含めて、自分らしく、幸せに生きられることです。
ウェルビーイング向上に向けた
これからの富山の成長戦略“6つの柱”
真の幸せ(ウェルビーイング)戦略
人を集めて出入りを活性化し、もっと幸せな富山を目指します!
まちづくり戦略
県民にも県外の方にも、居心地がいいまちづくりを目指します!
ブランディング戦略
「関係人口1000万人」の富山県を目指します!
新産業戦略
「新産業の創出」や「多様な人材の育成」を目指します!
スタートアップ支援戦略
意欲ある方が起業に挑戦しやすい環境を目指します!
県庁オープン化戦略
県民参加や官民連携が行いやすい県庁を目指します!
富山県成長戦略会議とは
新しい富山県のさらなる発展に向けたビジョンや戦略を策定するため、2021年2月に「富山県成長戦略会議」を設置しました。会議の委員には、第一線でご活躍する県内または本県ゆかりの実業家や専門家など計11名に就任いただきました。ベンチャー創業支援やDX(デジタルトランスフォーメーション)による新たな産業戦略、観光や移住促進を見据えたブランディング戦略など、幅広い分野について突き抜けた議論が行われました。また、成長戦略の6つの柱ごとにワーキンググループを設置し、成長戦略を実現するための具体的な施策等について検討を重ねました。