変革は地方から 〜富山発スタートアップ会談〜

事業継承からのスタートアップ、社内ベンチャー、新鋭農家、個人事業主。起業の形態や目指す先も様々と、世の中にはバラエティ豊かな起業スタイルが増えてきました。デジタルの力で地方発ベンチャーの可能性も高まっています。国内外から評価される地方発ベンチャーとして、新潟妙高から「異色の半導体ベンチャー」コネクテックジャパンさんや、北海道発地域活性型ベーカリー小麦の奴隷さんなど様々な形の起業家の皆さんをお招きし、デジタル技術も活用しながら活躍する、富山発の起業論をお送りします。

日時 10月30日(日) ○受付9:30 ○開会10:00〜11:15
会場 瑞泉寺 本堂[南砺市井波3050]

出演者

SPEAKERS

佐藤 正樹 氏

佐藤繊維株式会社 代表取締役社長

1966年山形県生まれ。文化服装学院を卒業後、アパレルメーカーに勤務。
92年に佐藤繊維に入社し、取締役ニット部長、取締役専務を経て2005年に代表取締役社長就任。糸づくりから製品の仕上げに至るすべての工程において「日本のものづくり」を大切に、オリジナリティ豊かな製品を世界に向けて発信し、自社製品をブランド化。欧米の一流ブランドに糸を供給するまでに成長した。
第3回「ものづくり大賞」経済産業大臣賞、Forbes JAPAN SMALL GIANTS AWARD 2019-2020 CUTTING EDGE賞など受賞多数。

橋本 玄樹 氏

株式会社こむぎの 代表取締役社長

26歳で京都から上京。東京の南青山でモデルや俳優など、著名人御用達の整体院を6年間経営。堀江貴文氏のロケット事業に可能性を感じ、2019年9月5日に北海道大樹町へ移住。移住のきっかけとなったHIU(堀江貴文イノベーション大学校)は5年間在籍し、タイムバンクCM出演やイベントプロデュース、舞台役者も経験。2020年4月に「小麦の奴隷 大樹本店」をオープン。2020年9月小麦の奴隷FC本部である「株式会社こむぎの」を設立。

平田 勝則 氏

コネクテックジャパン株式会社 代表取締役CEO

1964年新潟県生まれ。松下電子工業(現パナソニック)入社後、電気電子製品における世界初鉛フリー実装技術を開発・事業化、高密度実装CSP(Chip Size Package)事業化・普及促進、液晶用半導体事業化などに取り組む。リーマンショック後の社会情勢の変化に、成長市場であるIoTにおける実装技術イノベーションで新たな雇用創出、新市場創出を目指し、2009年コネクテックジャパン株式会社を設立。代表取締役CEOとして現在に至る。

藤野 英人 氏

レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役会長兼社長・最高投資責任者(CIO)

1966年富山県生まれ。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス創業。一般社団法人投資信託協会理事。投資教育にも注力しており、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、叡啓大学客員教授も務める。富山県成長戦略会議委員、スタートアップ支援戦略PT座長。

廣岡 伸那 氏

株式会社andUS 代表取締役 / EO hokuriku 副会長

1984年富山県生まれ。京都の大学を卒業後、大手化粧品メーカーにて営業の経験を積んだのち、地元富山で美容関連のコンサルタントとして2012年6月株式会社andUS(アンダス)を創業。コンサルタント業から派生し化粧品メーカー事業を展開。コンサルティング営業で富山からフルリモートセールスのみで顧客接点の高い運営を実現。高い人材育成力、セミナーでの講師スキルが認知され、企業研修講師としても活動。

未来の工場の話をしよう

製造業の現場からウェルビーイングな未来をつくるためには、デジタルを使ってどんな進化を遂げるべきか。地方の工場から思い切った大進化を遂げ、NASAからも注目される企業に成長した「奇跡の工場」ヒルトップさんをはじめ、デジタル技術を戦略的に活用されている皆さんをお招きし、ともに富山から製造業の未来を考えます。

日時 10月30日(日) ○受付11:05 ○開会11:20〜12:35
会場 瑞泉寺 本堂[南砺市井波3050]

出演者

SPEAKERS

金森 俊幸 氏

(一社)富山県機電工業会 会長 / 田中精密工業株式会社 相談役

1958年生まれ、富山市出身。工学院大を卒業後、82年に田中精密工業に入社、技術・開発部門を中心に歩んだ。2011年に執行役員営業企画部長、12年に取締役執行役員に就任。14年から米オハイオ州にある子会社で社長を務め、15年から本社で取締役常務執行役員。18年に代表取締役社長執行役員に就任、22年6月から現職。県機電工業会では20年6月から副会長を務め、22年6月から現職。

多賀 淳二 氏

(一社)富山県情報産業協会 会長 / 北電情報システムサービス株式会社 代表取締役社長

1961年富山県生まれ。84年北陸電力に入社。86年電気料金改定作業に携わりワークステーションに出会う。使い方次第で仕事が正確に効率的になることを体感。2004年から関わった卸電力取引業務でシステム開発の一端に触れ、開発技術者としっかり意思疎通をすることの重要性を実感。2020年北陸電力送配電、21年北電技術コンサルタントを経て22年6月北電情報システムサービス株式会社代表取締役に就任。

山本 昌作 氏

HILLTOP株式会社 相談役

1954年島根県生まれ。大学卒業後、商社からの内定を受けるが母の懇願により家業である従業員5人の鉄工所に入社。売上の8割を占める大手自動車メーカーとの取引を自らの意思で打ち切り、ITを駆使した変種変量生産システム「HILLTOPシステム」を確立。24時間無人稼動の生産システムを実現し、独自の“ロングテール型ビジネスモデル”により、現在の取引社数は2000社を超える。
2002年度、2006年度「関西IT百選」最優秀企業。2008年度「京都中小企業優良企業表彰」。

岩本 健嗣 氏 【モデレーター】

富山県立大学 工学部 情報システム工学科 准教授

1975年東京都生まれ。慶應義塾大学で博士(政策・メディア)の学位を修了後、2006年から(株)KDDI研究所(現・総合研究所)において屋内位置情報の研究などに従事。2009年より富山県立大学に着任し、製造業向けIoTシステムやスマートフォンを通した行動変容などの研究に従事。また、県内行政機関のデジタル政策への助言を広くおこなっており、富山県デジタル化推進特命ディレクター、富山県IoT推進コンソーシアム企画推進委員会委員、滑川市CDO補佐官、魚津市スマートシティ推進協議会会長などを務める。富山県成長戦略会議新産業戦略PT委員。

憧れを実現する、女性の地方ライフスタイルを考える

「都会の暮らしはキラキラしてる」という憧れ。果たして本当に地方はキラキラできないのか?幅広い世代の女性と一緒に、学生目線、ママ目線、働き手目線など多様な視点から、ウェルビーイングなライフスタイルを送るために必要なことを話し合い、富山での暮らしを、デジタルも活用してキラキラ輝かせるための作戦を考えます。

日時 10月30日(日) ○受付13:00 ○開会13:15〜14:30
会場 瑞泉寺 本堂[南砺市井波3050]

出演者

SPEAKERS

杉野 潤子 氏

集英社 役員待遇 宣伝部部長兼コンテンツ事業部部長

富山県小矢部市出身。慶應義塾大学文学部卒業後、株式会社集英社入社。LEE、MORE、BAILAなどの女性誌編集を経て、MORE、Marisolでは編集長を計11年間担当。現在は役員待遇および宣伝部およびコンテンツ事業部部長。高校時代はバスケットボール部、大学時代は剣道部、現在はゴルフと常にスポーツを楽しんでいる。

高崎 未央 氏

富山大学2年生 / インキュベーション施設HATCH学生スタッフ

石川県能美市出身。富山大学人間発達科学部2年次在籍。地方創生やまちづくりに関心を持ち、Sketch Lab学生研究員、泊まれる図書館「寄処」スタッフなどを経験。富山市内のインキュベーション施設HATCHの学生スタッフや、富山県成長戦略会議まちづくり戦略PT委員を務め、学生と地域の関わり方について模索している。

徳田 琴絵 氏

ライター / インキュベーション施設HATCHコミュニケーター

富山県南砺市出身。元プリンセスチューリップ(砺波市観光大使)。病院勤務などを経て、富山市内のインキュベーション施設HATCHのコミュニケーターを務める。2021年からフリーランスとしてインタビューライティングやイベント出演、SNSを通して「富山オタクことちゃん」の愛称で富山の魅力を県内外へ伝えている。

増子 愛 氏

株式会社ウエブル 代表取締役

富山県富山市出身。早稲田大学理工学部卒業。学生ママとして東京と富山をつなぎ、リモートで卒業研究を行った経験から、オンラインの可能性を確信。2016年リモートワーク・フレックスタイムのWEB制作会社「ウエブル」を設立。地方×都会×子育てをキーワードに、時間的・物理的制約に縛られず、誰でも力を発揮できる働き方を追求。現在メンバー15名のうち11名が子育て中。9名が県外在住や転勤族の妻。自身も3児の母。

  

島田 勝彰 氏 【モデレーター】

合同会社ハピオブ 共同代表兼CEO

1987年富山県富山市生まれ。富山大学人間発達科学部にて生涯教育を学び、同大学職員として勤務後24歳で起業。「教育格差」の解決に向けて、地方企業や行政、学校に対して人材育成やコミュニケーションの研修や仕組みづくり、対話環境の構築などを行う。副業を活用した挑戦機会のプラットフォーム「スタヒロ」の運営や、ワーケーションや教育コンテンツの体験機会など様々なコンテンツを提供する「HUB」運営など独自サービスの開発にも力を入れている。

成長戦略セッション~ウェルビーイング先進地域を目指して~
知事メッセージ~成長戦略の実現に向けて~

豊かな自然や水、おいしい食、安全な土地、暮らしを支える産業、幸せの基盤が揃う富山は、世界中が追い求めている「ウェルビーイング先進地域」になれる。次世代の価値を産む人が育ち集う富山になるための未来の成長戦略を、成長戦略会議の委員(各戦略プロジェクトチーム座長)で語り合います。

出演者

SPEAKERS

高木 新平 氏

株式会社ニューピース 代表取締役CEO / クリエイティブディレクター

1987年富山県新湊生まれ。2010年早稲田大学卒業後、(株)博報堂に入社。2014年独立し、(株)NEWPEACEを創業。未来志向のブランディング方法論「VISIONING®」を提唱し、これまで数十社ものスタートアップのブランド開発に携わる。2021年より富山県成長戦略会議の委員として「ウェルビーイング」を軸とした戦略/施策を提言、ブランディング戦略PT座長も務める。その他、(株)ワンキャリア社外取締役など。

土肥 恵里奈 氏

株式会社ママスキー 代表取締役

2014年に会社員の傍ら、mamaskyの活動を開始。2015年7月にmamaskyを事業化。「ママになったら、ママスキー」をキャッチコピーに富山の未就学児ママのための情報サイトを運営。2016年より事務所機能も兼ねたママのコミュニティスペース「mamasky house」をオープン。2019年4月に株式会社ママスキーを設立し、「ママを楽しく、おもしろく、ジブンらしく。」を理念に子育て世代と社会を繋ぐ幅広い事業を展開。2022年1月より全国展開を開始。富山県成長戦略会議委員、真の幸せ(ウェルビーイング)戦略PT委員。

中村 利江 氏

エムスリー株式会社 取締役 / エムスリーソリューションズ株式会社 代表取締役社長

富山県高岡市生まれ。関西大学在学中、女子大生のモーニングコール事業を立ち上げ学生起業家となる。卒業後、株式会社リクルートへ入社し1年目でMVP賞受賞。出産退職後、マーケティング等に関わった後に、日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」の代表となり約20年にわたり事業を拡大。上場に導き時価総額2500億円を超える会社へと成長させた。富山県成長戦略会議委員、真の幸せ(ウェルビーイング)戦略PT座長。

藤井 宏一郎 氏 ※オンライン出演

マカイラ株式会社 代表取締役CEO

東京大学法学部卒、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院卒 MBA(マーケティング・公共非営利組織運営専攻)。文部科学省から国際PR会社を経て、Google株式会社執行役員兼公共政策部長に就任後、マカイラを起業。国内外のスタートアップと政府や自治体の連携支援、イノベーション政策提言、公共機関のブランディング支援などを多数手がける。富山県成長戦略会議委員、新産業戦略PT座長、県庁オープン化戦略PT座長。

前田 大介 氏

前田薬品工業株式会社 代表取締役社長

1979年富山県上市町生まれ。同志社大学商学部卒業後、会計事務所を経て2008年に前田薬品工業に入社。2014年に三代目社長に就任。当時、瀕死の危機にあった同社をV字回復させ、その後はアロマとハーブを軸とした美と健康の体験型施設「Healthian-wood(ヘルジアンウッド)」を2020年にOPEN。日本と富山の未来を描き、新たなプロジェクトに挑み続けている。富山県成長戦略会議委員、まちづくり戦略PT座長。

島田 太樹 【モデレーター】

富山県知事政策局成長戦略室 戦略企画課長

1969年富山県射水市生まれ。1992年早稲田大学商学部卒業。民間金融機関を経て、1993年10月富山県庁入庁、あいの風とやま鉄道㈱総務企画課長、商工労働部商工企画課新産業科学技術班長、デザイン・クリエイティブ産業振興班長に就任。2019年7月から観光・交通振興局観光振興室国際観光課長、2020年4月から総合政策局企画調整室課長(企画・広域連携・SDGs担当)を務め、2021年4月から現職。

新田 八朗

富山県知事

1958年富山市生まれ。一橋大経済学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)を経て83年、日本海ガス入社。2000年から20年間、社長を務めた。元日本青年会議所会頭、元富山経済同友会代表幹事。20年10月の知事選に立候補し、「変えていこう!新しい富山へ」をスローガンに掲げて初当選した。